ブログ一覧


シャッターと窓ガラスフィルムはどっちが必要?防災・防犯・暑さ対策で比較

シャッターと窓ガラスフィルムはどっちが必要?防災・防犯・暑さ対策で比較

「シャッターがあれば窓ガラスフィルムはいらない?」
「防災・防犯・暑さ対策では、どちらが効果的?」

結論からいうと、シャッターと窓ガラスフィルムは役割が違います。

30秒でわかる結論

  • 台風の飛来物対策:シャッターを優先
  • 地震・ガラス片の飛散対策:飛散防止フィルムを優先
  • 防犯対策:CP対応製品と補助錠。高リスク窓は併用
  • 最大限の日射遮蔽:閉めたシャッターが有利
  • 明るさを残した暑さ対策:遮熱フィルムが使いやすい

すべての窓に両方必要なわけではありません。窓の場所と目的に合わせて優先順位を決めることが大切です。

シャッターと窓ガラスフィルムの違いを比較

シャッターと窓ガラスフィルムの目的別比較
比較項目 シャッター 窓ガラスフィルム 結論
台風・飛来物 ガラスへの直撃を抑えやすい 破損後のガラス片を保持しやすい シャッター優先・併用が安心
地震 ガラス自体を保持するものではない 割れたガラスの飛散を抑える フィルム優先
防犯 閉めたときの物理的な障壁 シャッターを開けている時間も働く CP対応品+補助錠
暑さ・西日 閉めれば日射を大きく遮るが暗くなる 明るさや眺望を残せる製品がある 使い方で選ぶ
操作 開閉が必要 施工後の操作は不要 日常性はフィルムが便利
注意点 耐風性能・防犯性能・維持管理を確認 製品性能・ガラス適合性・施工条件を確認 名称だけで選ばない

※一般的な特徴の比較です。実際の性能は、シャッターやフィルムの製品・サイズ・施工方法・ガラス仕様によって異なります。

どちらを優先すべきか分からない方へ
窓の場所・ガラスの種類・一番困っていることだけでも判断できます。ヨリ窓では、フィルムが不要な窓やシャッターを優先した方がよい窓も正直にお伝えします。

窓の無料相談はこちら

防災対策ではシャッターとフィルムのどちらが必要?

台風・飛来物対策はシャッターを優先

台風や突風では、植木鉢・物干し竿・看板などの飛来物が窓に衝突することがあります。政府広報でも、強風時には窓や雨戸、シャッターをしっかり閉めることが案内されています。

シャッターは窓の外側で飛来物を受けるため、ガラスへの直接衝突を抑える対策として優先度が高いといえます。ただし、すべてのシャッターが同じ耐風・耐衝撃性能を持つわけではありません。製品の耐風圧性能、対応サイズ、施工状態を確認してください。

一方、飛散防止フィルムは飛来物の衝突やガラス割れ自体を防ぐものではありません。ガラスが割れた後に、破片が室内へ飛び散る危険を抑えるための対策です。

地震・ガラス片対策は飛散防止フィルムを優先

地震では建物や窓枠が変形し、ガラスが割れることがあります。シャッターはガラス面に接着していないため、ガラスそのものを保持する対策にはなりません。

建築窓ガラス用フィルムのJIS A 5759では、人体衝突などを想定した「衝撃破壊」と、地震による建物の変形を想定した「層間変位破壊」を分けて評価しています。層間変位破壊対応では、規定試験によるガラス飛散防止率95%以上が基準です。

ただし、JIS適合フィルムでも、あらゆる飛来物の貫通を防ぐ保証ではありません。防災目的では、製品名や厚みだけでなく、どのJIS性能区分に適合しているかを確認しましょう。

防災の結論:台風の飛来物にはシャッター、地震や破損後のガラス片には飛散防止フィルム。災害リスクの高い窓は併用が合理的です。

詳しくは、飛散防止フィルムの効果と注意点もご覧ください。

防犯対策ではシャッターと防犯フィルムのどちらが必要?

警察庁の令和6年統計では、住宅で発生した「空き巣・忍込み・居空き」10,968件のうち、侵入手段は無締りが4,286件(約39.1%)ガラス破りが3,891件(約35.5%)でした。

さらに一戸建住宅では、7,588件のうち窓からの侵入が4,347件(約57.3%)です。まず必要なのは確実な施錠であり、そのうえで窓の抵抗力を高める対策が重要です。

※侵入口・侵入手段の詳細は、2026年7月時点で警察庁が掲載している令和6年詳細統計を使用しています。

「普通のシャッター」と「普通の厚いフィルム」では判断できない

防犯性能を重視する場合は、シャッターもフィルムもCPマーク対応製品かを確認してください。CPマークは、警察庁・国土交通省・経済産業省と民間団体による試験に合格した「防犯性能の高い建物部品」の目印です。

CP部品の「5分」は、絶対に侵入されない時間の保証ではありません。定められた工具・方法・試験条件に対して侵入抵抗性能を評価するための目安です。

CP対応防犯フィルムは厚みだけで決まらない

CPマークを貼付する防犯フィルムには、代表的に次の条件があります。

  • CP試験に合格した製品であること
  • 350μm以上のPETフィルムであること
  • 指定された種類・厚みのガラスに施工すること
  • 防犯フィルム施工技能者が施工すること
  • 指定接着剤を使用し、ガラス全面へ施工すること
  • 可動窓では補助錠など、窓全体の条件も満たすこと

350μm以上なら自動的にCPになるわけではありません。部分貼り・DIY施工・対象外ガラス・条件を満たさない窓では、CPマークを貼付できません。

防犯目的で一つだけ選ぶなら?

  • 夜間や外出時に必ず閉められる:CP対応シャッターが有力
  • 日中も明るく生活したい:CP対応防犯フィルム+補助錠が現実的
  • 人目につかない1階窓・掃き出し窓:シャッター+防犯フィルム+補助錠

防犯フィルムはガラスを絶対に割れなくするものではなく、ガラス破りに時間をかけさせる対策です。シャッターも、開いている時間帯や無施錠の窓までは守れません。

詳しくは、CP対応防犯フィルムの効果と施工条件をご確認ください。

暑さ対策ではシャッターと遮熱フィルムのどちらが効果的?

厚生労働省は室内の熱中症予防として、エアコンによる温度調節、遮光カーテンやすだれの利用、室温の確認を案内しています。環境省も、暑さには気温や湿度だけでなく日射による放射熱が関係すると説明し、窓から入る日光を遮光フィルムやカーテンで遮るよう案内しています。

最大限に日射を遮るならシャッター

シャッターは窓の外側で日射を遮るため、閉めている間はガラスを透過する直射日光を大きく抑えられます。国土交通省の住宅設計資料でも、東西面の低い角度から入る日射に対して、シャッターなどの外付け日射遮蔽部材が紹介されています。

ただし、全面を閉めると室内が暗くなり、眺望や採光も失われます。

明るさを残すなら遮熱フィルム

遮熱フィルムは、日射の一部を反射・吸収し、室内へ入る日射熱を抑えます。透明性の高い製品を選べば、明るさや眺望を残しながら窓際の暑さを軽減できます。

科学的に比較するときは「赤外線カット率」だけでなく、次の数値を確認することが重要です。

  • 日射熱取得率:日射熱が室内へ入る割合。低いほど遮熱性が高い
  • 遮蔽係数:透明ガラスと比べた日射熱の入りやすさ。低いほど暑さ対策向き
  • 可視光線透過率:室内に残る明るさの目安

フィルムは冬の日射取得も減らす場合があるため、方角・地域・窓の大きさまで考えて選ぶ必要があります。また、シャッターやフィルムはエアコンの代わりではありません。室温やWBGTを確認し、冷房と併用してください。

詳しくは、遮蔽係数と遮熱フィルムの正しい選び方をご覧ください。

目的別|どちらを選べばよい?

  • 戸建住宅で台風の飛来物が心配:耐風性能を確認したシャッターを優先し、室内側の飛散対策としてフィルムを検討
  • 地震時のケガや避難経路が心配:JIS A 5759の性能区分を確認した飛散防止フィルム
  • 昼間もシャッターを開けて生活する:CP対応防犯フィルムと補助錠
  • 西日を抑えながら明るさを残したい:可視光線透過率も確認した遮熱フィルム
  • 光や眺望が不要で最大限遮りたい:シャッターや外付け日射遮蔽
  • マンション・高層住宅:外部工事の可否を管理規約で確認し、許可された範囲でフィルムを検討

失敗しないための3つの確認

  1. 防犯・飛散防止・遮熱を混同しない
    一般的な飛散防止フィルムは、防犯フィルムの代わりにはなりません。
  2. ガラスの種類を確認する
    網入り・複層・Low-E・合わせガラスは、熱割れや施工可否の確認が必要です。
  3. 家全体ではなく危険度の高い窓から始める
    1階の死角、寝室、避難経路、大きな掃き出し窓、西日が強い窓を優先すると効率的です。

よくある質問

Q. 台風対策はシャッターとフィルムのどちらが上ですか?

A. 飛来物の直撃を抑える目的ではシャッターを優先します。フィルムは、ガラスが割れた後の破片の飛散を抑える役割です。リスクの高い窓は併用が安心です。

Q. シャッターがあれば飛散防止フィルムはいりませんか?

A. 地震、室内側からの衝突、シャッターを開けている時間のガラス破損には別の対策が必要です。避難経路や大きな窓では、飛散防止フィルムを検討する価値があります。

Q. シャッターがあれば防犯フィルムはいりませんか?

A. 防犯性能のあるシャッターを毎回閉められる場合は優先度が下がることもあります。日中に開けている時間が長い窓や、侵入リスクの高い1階窓では、防犯フィルムと補助錠の併用が有効です。

Q. 350μm以上ならCP認定防犯フィルムですか?

A. いいえ。厚みだけでは決まりません。CP試験合格製品、対象ガラス、全面施工、指定接着剤、有資格者施工、補助錠などの条件確認が必要です。

Q. 暑さ対策ではどちらが一番効果的ですか?

A. 暗くなってもよければ、閉めたシャッターは日射を大きく遮れます。明るさや眺望を残しながら日中も対策したい場合は、遮熱フィルムが使いやすい選択です。

まとめ|シャッターとフィルムは目的で使い分ける

シャッターと窓ガラスフィルムは、どちらかが完全に上という関係ではありません。

  • 台風の飛来物には、シャッター
  • 地震・ガラス片対策には、飛散防止フィルム
  • 防犯には、CP対応製品と補助錠
  • 最大限の日射遮蔽には、シャッター
  • 明るさを残す暑さ対策には、遮熱フィルム

最も大切なのは、守りたい目的と窓の条件に合った対策を選ぶことです。不安だからと、すべての窓へ高額な対策をする必要はありません。

シャッターだけで大丈夫?と迷っている方へ

ヨリ窓では、ガラスの種類・窓の場所・防災・防犯・暑さのお悩みを確認し、本当に必要な窓だけをご提案します。シャッターを優先した方がよい場合やフィルムが不要な場合も正直にお伝えします。

神奈川県・東京都・静岡県で窓ガラスフィルムをご検討中の方はお気軽にご相談ください。押し売りは行っておりません。

無料相談・お見積もりはこちら

お電話:090-3560-7265(9:00~20:00・不定休)

記事監修:ヨリ窓|窓ガラスフィルム施工専門店・防犯フィルム施工技能者・CPマーク対応


参考・根拠資料・引用元

※本記事は2026年7月時点で確認できる公的資料・業界基準を基に窓ガラスフィルム施工専門店の実務経験を加えて作成しています。製品の性能を保証するものではなく、実際の施工可否や効果は建物・窓・製品ごとに異なります。

プライバシーポリシー  /  特定商取引法に基づく表記      Copyright (C) 2024 ヨリ窓. All rights Reserved.