近赤外線が肌に与える影響とは?紫外線だけでは防げない深部ダメージをやさしく解説【ヨリ窓】
近赤外線が肌に与える影響とは?紫外線だけでは防げない「深部ダメージ」とは
こんにちは!ヨリ窓です☺️🌞
紫外線対策はしっかりしているけれど、「近赤外線(きんせきがいせん)」のことは知らない…という方も多いのではないでしょうか?
実はこの近赤外線、紫外線よりも深く肌の奥に届き、たるみやハリ低下などの“光老化”を進める要因なんです。
この記事では、紫外線だけでは防げない「近赤外線による肌ダメージ」について、やさしく分かりやすく解説します🌿
🌤 太陽光に含まれる「近赤外線」とは?
太陽光は「紫外線(UV)」「可視光線」「赤外線」の3つに分かれます。 このうち近赤外線(NIR=Near Infrared)は、波長が長く、肌の深い部分まで届く特徴があります。
- UVB(紫外線B波):280〜315nm … 表皮にダメージを与え、日焼けを起こす
- UVA(紫外線A波):315〜400nm … 真皮に届き、しわやしみの原因に
- 近赤外線(NIR):780〜2500nm … 皮下組織まで届き、たるみやハリ低下の原因に
つまり近赤外線は「熱として感じる光」でありながら、目には見えず、肌の深部に影響を与える“見えない老化光線”なのです。
💥 紫外線より怖い?近赤外線が引き起こす肌トラブル
① コラーゲンやエラスチンの変性
近赤外線は真皮層にあるコラーゲン・エラスチンを熱変性させます。 この変化が積み重なると、肌の弾力が失われてたるみ・シワ・ハリの低下が進行します。
② 酸化ストレスと慢性的な炎症
近赤外線を長時間浴びると、皮膚内部で活性酸素(ROS)が発生。 これが細胞を酸化させ、慢性的な炎症を引き起こします。 紫外線による「光老化」をさらに悪化させる隠れた要因です。
③ ミトコンドリアとDNAへのダメージ
近赤外線は細胞のエネルギー源であるミトコンドリアにまで届きます。 これにより細胞の再生能力が低下し、DNA損傷を引き起こすことも。 結果として、肌の老化が加速してしまうのです。
🧬 紫外線だけでは守れない「光老化」の真実
多くの方が「SPF・PA」で紫外線を防いでいますが、実はそれだけでは近赤外線による深部ダメージは防げません。 美容皮膚科ではこれをIR老化(Infrared Aging)と呼び、紫外線+近赤外線の両方の対策を推奨しています。
見た目の変化(シワ・たるみ・くすみ)だけでなく、肌の内部構造にも影響するため、早めの対策が大切です。
🧴 近赤外線から肌を守る3つの対策
① IRカット対応の日焼け止めを選ぶ
「IRカット」や「近赤外線防御」と記載のある日焼け止めを選びましょう。 通常のSPF・PA値では紫外線のみを防ぐ仕様のため、近赤外線には対応していないことが多いです。 最近は酸化セリウム・酸化鉄などを配合し、赤外線もブロックする製品が増えています。
② 室内では「窓ガラスフィルム」で防ぐ
近赤外線はガラスを通過します。 そのため、室内でも知らないうちに肌や家具、床などに影響を与えています。
美容サロンや住宅のリビングには、赤外線カットフィルム(IRカットフィルム)を貼るのがおすすめ。 ヨリ窓で扱う高性能フィルムなら、赤外線を90%以上カットしながら透明感はそのまま。 肌への負担を減らし、室温上昇も防ぎ、冷暖房効率もアップします🌿
③ 抗酸化ケアで内側から守る
外側だけでなく、内側のケアも大切。 ビタミンC・E・ポリフェノールなどの抗酸化成分を食事から取り入れると、近赤外線で増える活性酸素を中和し、肌の酸化を防ぐサポートになります。
🌈 光の種類と肌への影響まとめ
| 光の種類 | 波長域 | 主な影響 | 対策 |
|---|---|---|---|
| UVB | 280〜315nm | 表皮への炎症・日焼け | SPF値で防御 |
| UVA | 315〜400nm | 真皮のコラーゲン破壊・しわ | PA値で防御 |
| 近赤外線(NIR) | 780〜2500nm | 深部の弾力低下・たるみ | IRカット対策 |
紫外線だけでなく、近赤外線にも目を向けることで10年後の肌を守る力が大きく変わります。 今日から「紫外線+近赤外線」のWケアで、健やかで若々しい肌を目指しましょう☺️✨
💡 美容サロン・住宅向けの対策例
- 美容サロン:お客様の座る窓際席にIRカットフィルム(遮熱・断熱フィルム)を施工 → 肌ダメージを軽減し、快適な施術空間に
- 住宅:リビングや子ども部屋に透明タイプの赤外線カットフィルム → 紫外線・赤外線のダブル対策で家族の肌を守る
見えない“光”のケアを取り入れて、安心で快適な空間づくりを始めましょう🌱