3M NANOシリーズ 遮熱フィルムとは?透明性と遮熱性能を両立した窓対策
3M™ ウインドウフィルム NANOシリーズとは|高い透明性と遮熱性能を両立した先進フィルム
3M™のNANOシリーズは、透明感を保ちながら、暑さ対策(遮熱)に重要な性能を高めた窓ガラス用フィルムです。 金属膜を使用せず、特殊な多層構造で近赤外線を効率よく抑えることで、見た目の自然さと遮熱性能のバランスを重視した設計になっています。
※本記事は公開されている製品情報・測定条件を参考に、独自に要約・再構成した解説です。数値は条件により変動し、保証値ではありません。
3M™ NANOシリーズの基本構造と仕組み
NANOシリーズは、200層以上の微細なフィルムを重ねた多層積層構造を採用しています。 この積層構造により、金属膜を使わずに近赤外線を90%以上カットしつつ、ガラスの見え方を大きく損なわない透明性を狙った設計です。
遮熱フィルムの中には、金属系の膜で熱線を反射するタイプもありますが、用途や建物環境によっては
- 見た目の反射感が強い
- 室内が暗く感じる
- 電波環境(通信)への影響が気になる
といった“相性”が出ることがあります。
NANOシリーズは、透明性と遮熱性能の両立を重視したい方向けの選択肢です。
特徴① 透明性と高い遮熱性能を両立
遮熱フィルム選びでよくある悩みが、「遮熱性能を上げると、見た目が変わる」というバランス問題です。
NANOシリーズは、遮熱性能の指標として扱われることが多い遮蔽係数が近いフィルム同士の比較でも、 透明感が高く、外観変化が少ない傾向が示されています。
※遮蔽係数などの光学性能値は、JIS A 5759に基づく測定が用いられることがあります。値は条件・型番により異なり、保証値ではありません。
特徴② 近赤外線を90%以上カットし、暑さを軽減
夏の暑さ対策でポイントになるのが、可視光(明るさ)だけではなく近赤外線による熱エネルギーです。 NANOシリーズはこの近赤外線を90%以上カットする設計とされています。
また、特定の実験条件下での窓際温度比較では、
- NANO80S:窓際温度 約5.4℃の差
- NANO70S:窓際温度 約7.6℃の差
という結果が示されています。
※上記は特定条件下での測定結果です。実際の体感・室温変化は、方位/季節/ガラス種類/窓サイズ/カーテン有無/空調条件などで大きく変動します。
参考:測定条件の一例(公開情報の整理)
- 日時:2009年5月(10:00-19:00)
- 場所:相模原市 実験施設・南面
- 天気:晴れ時々曇り
- 外気温:約20〜25℃
- エアコン設定温度:28℃
- 測定位置:窓から約150mm、高さ約75cm
このように、測定条件が明示されたデータは、遮熱効果をイメージするうえで参考になります。
特徴③ 紫外線を99%以上カットし、日焼け・色あせ対策にも
NANOシリーズは、紫外線を99%以上カットする性能が示されています。
そのため、
- 床・家具・カーテンの色あせ対策
- 室内での“うっかり日焼け”対策
- 店舗・サロンなどでの商品/内装保護
など、暑さ対策以外のメリットも期待できます。
特徴④ 飛散防止性能で、災害時の二次被害リスクを軽減
遮熱・UV対策に加えて、窓ガラスフィルムの重要な役割のひとつが飛散防止です。
地震や台風、強風などで万一ガラスが割れた場合でも、フィルムが破片を保持しやすくなり、 飛び散りによるケガなどの二次被害リスクを下げることにつながります。
※「防犯(侵入抑止)」を主目的とする場合は、CPマーク等の防犯性能認定製品など、目的に合った製品選定が重要です(用途が異なります)。
NANOシリーズはこんな方におすすめ
- 室内の明るさや景観をできるだけ変えたくない
- 西日・南向き窓の暑さを軽減したい
- 遮熱・UV対策をバランスよく取り入れたい
- 金属系フィルムの反射感が気になる
まとめ|透明性重視の遮熱対策ならNANOシリーズ
3M™ NANOシリーズは、透明感を重視しながら
- 近赤外線90%以上カット(暑さ対策)
- 紫外線99%以上カット(日焼け・色あせ対策)
- 飛散防止(災害時の二次被害軽減)
といった性能をまとめて取り入れたい方に向いた、快適性重視の遮熱フィルムです。
「見た目を大きく変えずに、窓の暑さをどうにかしたい」
そんなときに、検討候補として価値のあるシリーズといえるでしょう。
※窓ガラスフィルムの効果は、ガラス種別(単板/複層/Low-E等)や方位、窓サイズ、日射条件、空調条件により変動します。気になる方は「現地の窓条件」をもとに、最適なフィルム選定をご相談ください。
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