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遮熱フィルムの効果は?窓際温度・電気代・デメリットを専門店が解説

「窓際がジリジリ暑い」「西日でエアコンが効きにくい」「明るさや景色は残したい」——そんな窓の暑さ対策に使われるのが遮熱フィルムです。

【30秒でわかる答え】

遮熱フィルムには、窓から入る日射熱を抑え、窓際の暑さや冷房負荷を軽減する効果があります。ただし、室温や電気代が何℃・何%下がるかは、製品、方角、窓面積、ガラス、天候、空調条件によって変わります。

  • 明るさ・景観重視なら高透明タイプ
  • 遮熱・眩しさ・日中の視線対策ならミラータイプ
  • 冬の熱損失も抑えたい場合は断熱性能を持つタイプ
ヨリ窓が施工した透明タイプの遮熱フィルム施工例
ヨリ窓による遮熱フィルム施工例

監修:ヨリ窓 代表 早坂 弘貴(ガラス用フィルム施工技能士・防犯フィルム施工技能者)

遮熱フィルムは本当に効果がある?

はい。性能が確認された製品を適切な窓に施工すれば、日射による窓際の温度上昇や肌に感じるジリジリした暑さを軽減できます。

一例として、スリーエム ジャパンの公式実験では、透明フロートガラスと比べて窓際の最高温度にNANO80Sで5.4℃、NANO70Sで7.6℃の差が示されています。

※2009年5月22日、相模原市の実験施設・南面、エアコン設定28℃、窓から150mmの位置など、特定条件での測定結果です。部屋全体の室温差ではなく、効果を保証する数値でもありません。

期待できること 正しい考え方 確認事項
暑さ対策 日射熱を抑え、窓際の暑さを軽減 日射熱取得率・遮蔽係数
省エネ 冷房負荷の軽減に役立つ可能性 削減額は建物条件で変動
紫外線対策 UVカット性能を持つ製品は日焼け・褪色対策を補助 製品ごとの紫外線透過率
飛散防止 割れた際のガラス片の飛び散りを抑える JIS A 5759の該当性能

遮熱性能を比べるときは「赤外線カット率」だけで決めず、日射熱取得率・遮蔽係数・可視光線透過率を同じ測定条件で確認することが大切です。詳しくは「日射熱取得率とは?数値の見方」で解説しています。

窓の暑さ対策が重要な理由

国土交通省の住宅省エネ資料では、モデル条件において、夏の冷房時に外から入る熱の73%が窓やドアなどの開口部からと示されています。

※73%はすべての住宅に当てはまる実測値ではなく、窓ガラスだけの割合でもありません。住宅の断熱性能、方角、地域、時間帯などで変わります。

また、総務省消防庁の2025年5~9月の確定値では、熱中症による救急搬送は全国で100,510人。発生場所は住居が38,292人(38.1%)で最多でした。

大切な注意:遮熱フィルムだけで熱中症を防ぐことはできません。環境省が案内するように、エアコンを適切に使い、水分・塩分補給、休憩、暑さ指数(WBGT)の確認を組み合わせてください。

窓まわり全体の対策は「窓の暑さ対策|部屋が暑すぎる原因と遮熱方法」もご覧ください。

透明・ミラー・断熱タイプはどれを選ぶ?

最も濃いフィルムが、すべての窓にとって最良とは限りません。明るさ、景観、眩しさ、視線、外観、冬の寒さまで含めて選びます。

種類 向いている方 注意点
高透明タイプ 明るさ・景色・外観をできるだけ保ちたい 透明でも製品ごとに遮熱性能が異なる
ミラータイプ 暑さ・眩しさ・日中の視線をまとめて抑えたい 夜に室内が明るいと外から見えやすくなる
スモークタイプ 西日や眩しさを抑えたい 室内が暗く感じる場合がある
断熱性能付きタイプ 夏だけでなく冬の熱損失も抑えたい 熱貫流率やガラスへの適合確認が必要

高透明タイプの具体例は「3M NANOシリーズの特徴と性能」も参考にしてください。

遮熱フィルムのメリットとデメリット

主なメリット

  • 窓ガラスを交換せずに日射対策ができる
  • 高透明・ミラー・スモークなど見え方を選べる
  • UVカットや飛散防止を兼ねる製品がある
  • 外付け対策が難しいマンションや高所窓にも検討しやすい

知っておきたいデメリット・注意点

  • 効果は製品や窓の条件で変わり、室温や電気代の一律保証はできない
  • 反射・色・暗さが外観や室内の見え方に影響する場合がある
  • 製品とガラスの組み合わせによっては熱割れリスクが高まる
  • 飛散防止性能があっても、ガラス自体を割れなくするものではない

遮熱フィルムに飛散防止性能も求める場合は、「遮熱」と表示されているだけで判断せず、JIS A 5759:2024の該当性能を満たす製品かを確認します。詳しくは「JIS A 5759と窓ガラスフィルム」をご覧ください。

複層・Low-E・網入りガラスにも貼れる?

貼れる場合はありますが、ガラスの種類だけで可否を決めることはできません。複層ガラス(ペアガラス)、Low-Eガラス、網入りガラスは、ガラス構成、厚み、窓サイズ、方角、影、サッシ、カーテン、フィルムの日射吸収率などを確認します。

熱割れは、日射を受けた部分とサッシ周辺などの温度差から生じることがあります。施工前の熱割れ計算はリスクを検討するための重要な資料ですが、将来の周辺環境や家具配置まで含めて熱割れが絶対に起きないことを保証するものではありません。

ヨリ窓では現地条件を確認し、メーカーの計算方法に沿って施工候補を絞ります。詳しくは「フィルム施工前に行う熱割れ計算」をご確認ください。

遮熱フィルムの費用目安

ヨリ窓の遮熱フィルムは、1㎡あたり11,000~20,000円(材料費・施工費込み、税別)が目安です。製品、施工面積、既存フィルムの剥離、外貼り、高所作業などで総額は変わります。

最新の条件は「窓ガラスフィルム施工料金の目安」をご確認ください。

この窓に貼れる?透明タイプでも足りる?

まだ施工を決めていなくても大丈夫です。お問い合わせ後、窓全体・ガラスの刻印・おおよそのサイズ・暑くなる時間帯をメールやLINEでお送りいただくと、適合するフィルムと概算を確認しやすくなります。

神奈川県・東京都・静岡県東部を中心に、窓ガラス1枚から対応しています。

無料で相談・見積りを依頼する

相談・見積り・現地調査は無料です。お見積り後に見送っていただいても問題ありません。

遮熱フィルムのよくある質問

Q. 透明な遮熱フィルムでも効果はありますか?

あります。ただし、透明ならすべて同じではありません。日射熱取得率・遮蔽係数・可視光線透過率を比較し、明るさと遮熱性能のバランスで選びます。

Q. 遮熱フィルムで室温は何℃下がりますか?

部屋全体で一律に何℃下がるとはいえません。3Mの特定条件下の実験では、窓際の最高温度にNANO80Sで5.4℃の差が示されていますが、室温差や保証値ではありません。

Q. 遮熱フィルムで電気代は安くなりますか?

日射熱を抑えることで冷房負荷の軽減は期待できます。ただし、窓面積、方角、断熱性能、冷房の使い方、電気料金などで変わるため、削減額や削減率の一律保証はできません。

Q. ミラーフィルムは夜も目隠しできますか?

基本的にできません。夜に室内側が明るくなると、外から室内が見えやすくなります。夜間も視線を遮りたい場合は、カーテンや型板調・すりガラス調フィルムなどを検討します。

Q. 遮熱フィルムは紫外線もカットしますか?

UVカット性能を持つ製品があります。例として3M NANOシリーズは紫外線を99%以上カットすると公表しています。ただし、褪色には可視光や熱なども関係するため、完全に防ぐものではありません。

Q. 遮熱フィルムを貼れば地震や台風でもガラスは割れませんか?

いいえ。JIS A 5759の飛散防止性能を満たす製品は、割れた際の破片の飛散を抑えるためのものです。ガラスの破損そのものや、あらゆる飛来物の貫通を防ぐ保証ではありません。

まとめ|遮熱性能と窓への適合性をセットで選ぶ

  • 遮熱フィルムは日射熱と窓際の暑さを軽減できる
  • 「窓際温度-5~10℃」を全製品共通の効果とはいえない
  • 電気代・室温の変化は建物や使用条件によって異なる
  • 透明・ミラー・断熱タイプは、見え方と性能を比較して選ぶ
  • 複層・Low-E・網入りガラスは、事前の適合確認と熱割れ計算が重要

ヨリ窓では、サンプルを窓に当てて見え方を確認し、必要に応じて遮熱体感キットや紫外線測定器も使用します。必要以上の施工をおすすめせず、窓ごとに無理のない方法をご案内します。

我が家の窓に合う遮熱フィルムを無料で相談する
電話:090-3560-7265(9:00~20:00・不定休)
メール:info@yorisou.link


主な公的・一次資料

公的・一次資料確認日:2026年8月24日。製品性能は品番・測定条件・ガラス構成により異なります。公開前に採用製品の最新データシートをご確認ください。

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